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【CASE4:パスコ】
位置情報がデータを読み解くカギに
広がる空間情報の活用法

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任意の日時の人口データや
配送車両の走行状況把握も

 GIS活用方法の代表ともいえるのが、エリアマーケティングである。パスコのサービスでは、人口や年齢構成、消費支出額など多くの統計データを地図上に色分け表示したり、特定の場所からの商圏を推計するなど、さまざまな方法で地域を分析できる。企業が持っている顧客データを読み込むことも可能だ。

 橘克憲・システム事業部長は、その利用例をこう説明する。

「店舗の立地検討だけでなく、自店舗への行きやすさや競合店との位置関係から意外な商圏を発見したり、地域の年齢構成や収入から購買ポテンシャルがある商品を分析したりできます。折り込みチラシやポスティングのターゲットを選定していく判断に使っていただいています」

 驚くのは、任意の日時の人口データを取得するサービス。NTTドコモの携帯電話基地局データをもとに、エリアごとの人口、性別・年代別人口、居住地別人口、国別訪日外国人数を、1時間単位で把握できる「モバイル空間統計®」のデータをGISで利用可能にしているのだ。

*「モバイル空間統計」はNTTドコモの登録商標です。

「モバイル空間統計」では、特定の地域への流入人口までわかる(図は東京・町田駅周辺への平日14〜17時の流入。赤→黄の順に多い)。

「自社の顧客データはポイントカードなどで集められますが、このサービスなら、競合店の客層や商圏までわかります」(橘事業部長)

 GISの活用法として、いま、最も伸びているのがロジスティクスだ。地理情報に加えて、交通規制や渋滞履歴などの道路に関する各種情報も利用し、AI技術を活用して物流拠点の最適化から配送管理・配送コース作成までを行い、物流の効率化を支援する。

 配送車にGPS端末を搭載し、それぞれの車両がいま、どこを走っていて、何時に目的地に着くかを予測する動態管理も可能になっている。

ロジスティクス支援サービス「PASCO LocationService」では、各配送車の位置(車に赤地でドライバー名表示)や状況(左リスト)が一目瞭然に。

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