企業文化と価値観の共有から始まる

「働きがい」のある
革新的企業のつくり方<1>

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 そのことを忘れることなく、私たちは、アソシエートと顧客の絆が深まるのも、事業を成長させるのも企業文化のおかげであると胸に刻んで、企業文化が正しく理解・実践される環境づくりのために、時間、エネルギー、経営資源を傾けています。

 その端的な例として、企業文化の健全性とアソシエートのエンゲージメント(組織へのロイヤルティ、関心・関与の度合いなど)を評価し、いっそうの改善が必要とされる分野を見極めるため、世界各地の全アソシエートを対象にした企業文化調査(カルチャーサーベイ)を実施しています。

 創業者のビル・ゴア氏は、心理学者にして経営学者であったダグラス・マグレガーが『企業の人間的側面』(産能大学出版部)で提唱した「Y理論」──性善説の下、人間の自主性を尊重し、金銭のためではなく、内発的動機に基づいて働くこと──を真に体現した組織をつくろうと、長きにわたって尽力してきたと聞いています。

 「個人を信頼」することが、ゴアの企業文化の核心であり、協力して働くうえで、なくてはならない考え方です。

 ゴアの成功に向けて、アソシエート一人ひとりが深い相互信頼に支えられ、共通の目的に向かって全員が協力する──そんな企業文化を育むために、私たちは日々努力しなければなりません。

 創業者の故ビル・ゴアは、会社の「指針となる原則」、すなわち「フリーダム」「フェアネス」「コミットメント」「ウォーターライン」の4つを掲げました(図表「ゴアの基本理念と原則」を参照)。

 

 これらは、その効力が損なわれることなく、格子型組織を構築し維持していくうえで何より重要な指針です。そして、みんなで成功を共有するために努力すると同時に、個人としても成長し、成功を収められる環境づくりのフレームワークであり、またアソシエートたちがみずからの才能と興味を事業ニーズと重ね合わせればゴアの成功に貢献できることを示すフレームワークでもあります。

 アソシエートたちは、リーダーとスポンサーから支援とアドバイスを受けることで、事業ニーズを見極め、ゴアの成功に最も影響を及ぼしうる領域にみずからの関心と能力を集中させます。

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